僕が実際に利用してみて良かった障害者向けサービス4選!人生を立て直すために役立った制度と支援

制度

精神障害を抱えて生活していると、お金のこと、仕事のこと、将来のことなど、さまざまな不安が出てきます。

僕自身、うつ病と統合失調症を経験し、以前のように働くことが難しくなりました。

しかし、いろいろな制度やサービスを利用することで、少しずつ生活を立て直してきました。

現在は障害者雇用で働きながら、通信制大学で福祉について勉強する生活を送っています。

振り返ってみると、ここまで生活を立て直すことができたのは、自分の努力だけではありません。利用できる制度やサービスを上手に活用してきたことも大きかったと思います。

そこで今回は、僕が実際に利用してみて良かった障害者向けサービスを4つ紹介します。

これから生活を立て直したい人や、利用できる制度を探している人の参考になれば幸いです。

障害年金:経済的な不安を軽減してくれる制度

最初に紹介したいのが障害年金です。

精神障害がある人にとって、お金の問題は非常に大きなテーマだと思います。病気の影響で働くことが難しくなったり、以前と同じような収入を得られなくなったりすることもあります。

僕自身も、精神障害を発症する前と後では、収入が大きく変わりました。そんなときに助けになったのが障害年金です。

僕は2024年4月に障害年金を申請しました。申請にあたっては、支援機関のスタッフにも協力してもらいました。

障害年金の申請には診断書や病歴・就労状況等申立書など、準備しなければならない書類があります。慣れていない人にとっては、なかなか大変な作業です。

僕も最初は難しそうだと感じていましたが、支援を受けながら手続きを進めることができました。その結果、障害年金3級の受給が決まりました。

その後、障害者雇用で働き始めてから迎えた更新でも、無事に3級で更新することができました。

障害年金を受給できるようになったことで、経済的な安心感はかなり変わりました。

もちろん、障害年金だけで生活できるとは限りません。しかし、働いて得られる収入に加えて、一定の収入があることは精神的にも大きな支えになります。

障害年金は、働いている人でも受給できる場合があります。働いているという理由だけで、最初から諦める必要はありません。

ただし、受給には一定の要件があり、就労状況なども含めて総合的に判断されます。申請を考えている人は、年金事務所や社会保険労務士などに相談してみることをおすすめします。

就労移行支援:働くための準備ができるサービス

2つ目は就労移行支援です。

僕は就労移行支援を約1年半利用しました。

就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害のある人に対して、就職に必要な知識や能力を身につけるための訓練、就職活動のサポートなどを提供する福祉サービスです。

僕が利用していた事業所では、パソコンの資格取得、ビジネスマナー、コミュニケーション、履歴書の作成、SSTなど、さまざまなプログラムがありました。

特に良かったのは、いきなり就職するのではなく、働くための準備期間を確保できたことです。

精神障害があると、体調の波や対人関係の難しさなど、仕事をするうえで気になることがいろいろあります。

就労移行支援では、そうした課題についてスタッフに相談しながら、少しずつ就職に向けた準備を進めることができました。また、履歴書の添削や面接対策など、就職活動に関するサポートも受けられました。

僕の場合は、最終的に就労移行支援を経由して、現在の障害者雇用の仕事に就くことができました。

もちろん、事業所によってプログラムや支援の質には違いがあります。

僕が利用した事業所は基本的な訓練が中心だったため、もう少し専門的なITスキルを学べる環境があれば良かったとも感じています。

それでも、自分一人で就職活動をするよりも、相談できる相手がいることは大きなメリットでした。

働くことに不安がある人や、長期間仕事から離れていて再就職に自信がない人には、一度検討してほしいサービスです。

就労定着支援:就職した後も相談できる心強いサービス

3つ目は就労定着支援です。

個人的には、就職した後こそ利用する価値があるサービスだと思っています。

就労移行支援は就職までのサポートが中心ですが、就労定着支援は就職後、職場で長く働き続けるための支援を行うサービスです。

僕は就労移行支援で利用していた事業所に、そのまま就労定着支援もお願いしています。

現在の職場はレジャー施設です。

最初は接客を中心とした仕事をしていましたが、接客に精神的な負担を感じることがありました。そのことを職場に相談し、現在は施設内の清掃や環境整備などを中心に働いています。

ただ、仕事を続けていると、当初は想定していなかった問題が出てくることもあります。最近では接客の仕事が増えてきて、それに比例して頓服薬を飲む機会も増えていました。

自分では何となく負担を感じていたものの、うまく言葉にできていませんでした。そこで就労定着支援のスタッフに相談したところ、僕の気持ちや職場での状況を整理して、うまく言語化してくれました。

さらに、僕の了承のもと、本社にも状況を伝えてくれることになりました。

これは本当に助かりました。

自分一人では職場に伝えにくいことでも、第三者である支援員さんを通すことで、話を進めやすくなる場合があります。

また、定期的な面談があるため、仕事上の悩みを一人で抱え込まずに済みます。

障害者雇用で働いていても、仕事が楽なわけではありません。だからこそ、就職した後も相談できる場所があることは重要だと思います。

就職することがゴールではなく、働き続けられることが大切です。

就労定着支援は、そのための心強い味方になってくれるサービスだと感じています。

障害者雇用:自分に合った働き方を見つける選択肢

最後に紹介するのは障害者雇用です。

これは厳密には福祉サービスというより、障害のある人が働くための雇用制度ですが、僕の生活を立て直すうえで非常に大きな役割を果たしてくれました。

現在、僕は障害者雇用枠でレジャー施設に勤務しています。

以前は一般企業で働いていましたが、精神障害を発症してからは、以前と同じような働き方を続けることが難しくなりました。

現在の職場では、合理的配慮を受けながら働いています。残業はほとんどなく、体調が悪いときには早退や休みについても相談できます。また、定期的に職場との面談もあります。

こうした環境があることは、仕事を続けるうえで大きな安心材料です。

もちろん、障害者雇用だからといって、すべてが順調というわけではありません。

接客の仕事が負担になることもありますし、忙しい時期には精神的にきつくなることもあります。

収入面でも、以前の一般企業で働いていた頃と比べると大きく下がりました。

キャリアアップの選択肢も限られると感じることがあります。

それでも、僕にとっては無理をして体調を崩すより、今の環境で長く働き続けることの方が大切です。

仕事を続けながら収入を得て、障害年金などの制度も活用する。そうした生活の組み立て方が、今の僕には合っていると感じています。

障害者雇用は、精神障害のある人が社会との接点を持ち、自分なりの働き方を見つけるための選択肢の一つです。

一般雇用だけにこだわらず、自分の体調や能力に合った働き方を探してみるのも良いと思います。

まとめ:利用できる制度やサービスには頼った方がいい

今回は、僕が実際に利用してみて良かった障害者向けサービスを4つ紹介しました。

改めて整理すると、次の4つです。

  • 障害年金:経済的な不安を軽減する
  • 就労移行支援:就職に向けた準備をする
  • 就労定着支援:就職後の悩みを相談する
  • 障害者雇用:自分に合った働き方を見つける

僕は精神障害になってから、以前と同じような生活を送ることが難しくなりました。しかし、制度やサービスを利用しながら、少しずつ生活を立て直してきました。

大切なのは、何でも自分一人で解決しようとしないことだと思います。

障害年金の申請が難しければ専門家に相談すればいいですし、就職に不安があれば就労移行支援を利用すればいい。仕事で困ったことがあれば、就労定着支援に相談することもできます。

もちろん、制度を利用すればすべての問題が解決するわけではありません。サービスにも相性がありますし、利用するための条件もあります。

それでも、利用できるものは上手に利用した方がいいと思います。

精神障害があるからといって、何もかも自分の力だけで頑張る必要はありません。

頼れる制度や人には頼りながら、自分に合った生活を作っていく。

僕は、そういう生き方も十分にありだと思っています。

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