| 精神障害を抱えて生活していると、仕事や体調だけでなく、お金のことも不安になりやすいのではないでしょうか。 仕事を続けられるだろうか。収入が少なくても生活していけるだろうか。将来、親がいなくなったらどうすればいいのだろうか。 僕自身、精神障害を抱えながら働いているので、お金の問題は決して他人事ではありません。 そんな僕が、お金について学ぶうえで参考にしてきた本の一つが、両学長の『【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学』です。 |
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この本をきっかけに投資を続けてきた結果、現在はかなりの含み益が出ています。また、生命保険に加入していないことへの不安が薄れ、ブログやKindle出版など、個人事業にも挑戦するようになりました。
もちろん、本を読めば精神障害による困りごとが解決するわけではありません。しかし、お金の知識を身につけることは、生活を安定させ、将来の選択肢を増やすことにつながると思っています。
今回は、精神障害者の生活という視点から、この本を読んでよかったと感じる理由を紹介します。
精神障害者にとって、お金の知識は生活を守るための武器になる
精神障害があると、仕事の選び方や働き方に制約が生じることがあります。
僕も現在は障害者雇用で働いています。職場の配慮を受けながら働けることはありがたいのですが、以前の仕事と比べると収入は少なくなりました。
障害者雇用には、体調に配慮してもらいやすいというメリットがあります。一方で、給与やキャリアアップの面では難しさもあります。
こうした状況で、給料を増やすことだけを考えても、なかなか思いどおりにはいきません。
そこで大切になるのが、今あるお金をどう使い、どう守り、少しずつ増やしていくかという視点です。
『お金の大学』では、支出を減らす「貯める」、資産を育てる「増やす」、収入源を広げる「稼ぐ」、資産を失わないようにする「守る」、人生を豊かにする「使う」という5つの観点から、お金について学べます。
投資だけに偏るのではなく、家計の見直しや保険、副業なども含めて考えられるのが特徴です。
精神障害があるからこそ、無理に収入を増やそうとするだけでなく、生活を守りながらできることを考える。そのための基本を学ぶうえで、参考になる一冊だと思います。
投資を続けた結果、生活費約2年分の含み益ができた
僕が本書から学んだことの一つが、資産形成の考え方です。
現在は、オルカンやS&P500などのインデックスファンドを中心に、長期投資に取り組んでいます。
毎月少しずつ積み立て、短期的な値動きに振り回されず、長い目で資産を育てていくスタイルです。
その結果、これまでの投資で含み益がかなり大きくなりました。現在の含み益は、生活費のおよそ2年分に相当します。
もちろん、これは本書だけのおかげではありません。投資を続けてきた期間や相場環境など、さまざまな要因があります。今後、株価が下落して含み益が減ったり、元本割れしたりする可能性もあります。
それでも、給与収入だけに頼るのではなく、資産形成にも取り組んできたことには意味があったと感じています。
精神障害があると、体調の変化によって働き続けることが難しくなる可能性もあります。だからといって、投資をすればすべて安心というわけではありません。
まずは生活費や緊急時に必要なお金を確保し、余裕資金で無理なく取り組むことが大切です。
投資に回すお金が少なくても、焦る必要はありません。月に数千円からでも、自分の生活を圧迫しない範囲で始められます。
大きな利益を短期間で狙うよりも、生活を守りながら長く続けること。僕は、精神障害者の資産形成では、この考え方が特に重要だと思っています。
生命保険に入っていないことへの不安が減った
もう一つ、本書を読んで考え方が変わったのが保険です。
僕は現在、生命保険に加入していません。
以前は、生命保険に入っていないことに対して、少し不安がありました。周囲の人が保険に加入しているのを見ると、自分も入っておいたほうがいいのではないかと思うことがあったからです。
しかし、お金について学ぶなかで、保険は何でも加入すればよいというものではないと考えるようになりました。
日本には公的医療保険や高額療養費制度などがあり、医療費の負担を軽減する仕組みがあります。障害年金など、病気や障害によって生活や収入に影響が出た場合に利用できる制度もあります。
こうした公的制度を理解したうえで、自分に必要な保障を考えることが大切です。
もちろん、生命保険が必要な人もいます。扶養する家族がいる人などは、万が一の際に備える必要があるでしょう。
一方で、家族構成や資産状況によっては、必ずしも高額な生命保険に加入する必要がない場合もあります。
僕の場合は、自分の状況を踏まえて考えた結果、生命保険に加入していないことを必要以上に心配しなくてもよいと思えるようになりました。
精神障害があると、将来への不安から、あれもこれも備えておきたくなることがあると思います。
しかし、限られた収入のなかで、必要性の低い保険にお金を払い続けることが本当に自分の生活を守ることになるのか。一度立ち止まって考えてみる価値はあります。
大切なのは、保険に入ることでも、入らないことでもありません。自分に必要な保障を理解し、納得して選ぶことです。
障害者雇用の給料だけに頼らず、個人事業にも挑戦する
本書を読んで、もう一つ大きく変わったのが、収入を得る方法に対する考え方です。
以前は、会社で働いて給料をもらうことが、収入を得るための基本だと考えていました。
もちろん、安定した収入を得ることは大切です。僕自身、現在の仕事をできるだけ長く続けたいと思っています。
ただ、障害者雇用で働いていると、収入を大きく増やすことには限界も感じます。体調を崩してまで働く時間を増やすのは、現実的な選択肢ではありません。
そこで考えるようになったのが、個人事業や副業です。
僕はこれまで、Kindleで電子書籍を出版したり、noteで記事を書いたりしてきました。現在は、精神障害のある人の生き方やお金、働き方などについて発信するブログにも取り組んでいます。
こうした活動が、すぐに大きな収入につながるわけではありません。記事を書いても読まれないことがありますし、電子書籍を出版しても思うように売れないことがあります。
それでも、自分の経験や知識を発信することで、誰かの役に立てる可能性があります。そして、長い目で見れば、収入源の一つに育つかもしれません。
精神障害があるからといって、会社で働く以外の可能性を諦める必要はないと思います。
もちろん、体調を犠牲にしてまで取り組む必要もありません。副業を始めるなら、まずは小さく試し、負担が大きくなれば休む。生活を維持することを優先しながら、自分に合った方法を探していけばよいのです。
『お金の大学』は、お金を増やす方法だけでなく、収入を得る選択肢について考えるきっかけにもなりました。
お金の勉強で、人生の選択肢を少しずつ増やす
精神障害があると、体調や仕事、将来の生活について悩むことがあります。お金の問題も、その一つです。
ただ、お金の知識を身につけたからといって、すべての不安がなくなるわけではありません。投資にはリスクがありますし、副業で稼ぐことも簡単ではありません。
それでも、支出を見直すこと、資産形成に取り組むこと、利用できる制度を知ること、収入源を広げることは、将来への備えになります。
僕自身、投資で含み益が増え、保険に対する考え方が変わり、個人事業にも挑戦するようになりました。
こうした経験を通じて感じるのは、お金の知識は、人生を一気に変える魔法ではないけれど、少しずつ選択肢を増やしてくれるということです。
精神障害があるからこそ、無理をせず、自分の生活を守りながらお金と付き合っていく。そのための基礎知識を学ぶことには、大きな意味があると思います。
まとめ:精神障害があっても、お金の勉強はできる
『【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学』は、貯蓄、投資、保険、収入アップなど、お金について幅広く学べる一冊です。
精神障害がある人にとっても、家計を見直したり、将来に備えたり、自分に合った働き方を考えたりするうえで、参考になる部分が多いと思います。
もちろん、書かれていることをすべて実行する必要はありません。収入や体調、生活環境に合わせて、できることから取り入れていけばよいのです。
大切なのは、無理をしてお金を増やすことではなく、自分の生活を守りながら、将来の選択肢を増やしていくこと。
お金の勉強を始めたいと思っている方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
『【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学』
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